知らぬ間に朝を迎えてた





風呂も入らなかった




ダメだ



この状況で陽葵に会えない



休もう





ブ──ブ───ブ───





陽葵「…………もしもし。」




雄太「おい。今何時だと思ってる?」
陽葵からだった





陽葵「休むわ。」





雄太「ちょ……皆勤賞どうしてくれんのよ!私、目指してるんだけど!?」





陽葵「え、今何時………。」



8:15……




あと20分!?





今から出れば




けど、この状態で




雄太「8:00にきてないから変だと思ったんだけど、寝てた?」





陽葵「う、うん。」






雄太「………風邪?声が震えてるよ?」






そんな……震えてる?





陽葵「いくいく。」
俺は電話を切った






いないよな……




俺は服を整えて外へと走り出した