「エヴァ」

ぼんやりとした記憶の中、私のことをあなたは呼んでいます。赤い髪に緑の目をしたあなたは誰なのですか?どうして、私の名前を知っているのですか?

でも、恐怖などは感じていません。あなたに名前を呼ばれているその記憶を思い出すと、私の胸は温かくなるのです。そして、幸せを感じるのです。

この気持ちが何かわかりません。でも、あなたが私にとって特別な存在であるとこの胸に広がる感覚でわかるのです。

紫の花の髪飾り、名前を呼んでくれるあなたの記憶、私の名前ーーー。

もう少しであなたを思い出せるようなそんな気がします。