「ほら」

ここは一体どこなのでしょう?

「??」

「生徒会室へようこそ。
俺のお姫様」

!?
お、お姫様!?

「おっせーぞ」

「そーよ。待ったじゃない」

!?
さっと翔哉さんの後ろに隠れてしまった

「愛実?」

「か、帰りたい」

カタカタ震えている私のことに気づいているでしょう?

「あら、可愛い」
「この子が、今年のプリンセス?」

「あぁ」

「や、やだ!」
背中から離れようとしない私に
苦笑いしかできない翔哉さん
と、驚いている生徒会のメンバーの人たち

「おーおー
朝から、見せつけてんなよ?」

「京介」

「なんで、ここにいる」

京にぃが来た途端
翔哉さんから離れて、京にぃに抱き着いた

「おい」

「愛実?」

震えている私に気づいたのか
「なるほどな。
無理やり合わせようとしただろ?お前」

「!?」

「愛実には、それは聞かねぇからな」

「なっ」

「震えている愛実を
否応なしに、会わせようとしたら、こうなるってわかってただろう」