【side 冬夜】


「特攻隊はこんなもんでいいだろ」

「うん、バッチリだね」




編成の組み直しが終わり、春季と確認する。

俺は前と変わらず春季の代理と、特攻隊長か……。




「特攻隊なら、夏目のほうが向いてる気がするけどね……やりたがりそうだし」

「そこは司令塔だろ。お前が適任だ」

「ふふっ、ありがと」




総長様直々の使命に、微笑みを返す。

ていうか、夏目はどこに行ったんだろう?

さっきまでそこで楽しそうにスマホいじってたのに……ほんと、気分屋だなぁ。

ま、それが許されるのが夏目の良さだもんね。