舜先輩、南くん、滝先輩と4人で生徒会室に向かう。



「はぁ……」



歩きながら、南くんが深いため息をひとつ零した。



「ライバル多すぎ……」

「ん?何か言ったか南」

「何もないよ~」



滝先輩と南くんの会話を不思議に思いながら聞いていると、舜先輩が突然私のほうを見た。



「クラスのやつらにも愛されてるみたいだな」

「はい!みんな、仲良くしてくれます!」



3人とも、私と仲良くしてくれる大好きな友達。



「……そうか。由姫は鈍感だったな」



……ん?鈍感……?