アイドルと遜色ない愛らしい容姿に、女子として負けた気がした。
お目目も、くりくりだっ……。



「じゃあ、気づいたのは僕が初めてってこと?」

「はい、見破られたのは初めてです」



今までサラを知っている人には何度か会ったけど、誰にも見破られなかったもん。

あまりにもバレないから、油断してしまった……。

いやでも、骨格で見分ける彼がすごいだけだと思う。



「ふふっ、僕の愛を感じた?」

「あ、愛?」

「もう!さっきから大好きだって言ってるのに!僕ね、サラの大ファンなの!」



両手を握り合わせながらそう話す彼は、もうかわいい女の子にしか見えない。

きゅるるんっという効果音がつきそうなかわいさ。