ケータイ小説 野いちご

始まりの音が鳴る

「ーーーからして」

教師の声がぼやーっと聞こえる。
ぼうっとしながら授業を聞いていると
突如悲鳴が聞こえた。

『きゃぁぁーーーーー!!』

「なんだろうね?」
「さぁ……?」

「おっ、おい……!」

クラスのある男子が外を覗き
震える声で言った

「なんか、いるっ……!」

なんか?


「が、ぁあぁ……」
何かが呻くような声が聞こえて
私も外を除くとなんとそこには

世にいう“ゾンビ”がいたのだ。


「なに、これ、撮影……?」

乾いた笑いしか出てこない。

「紫月……」
「黎……」

私たちはお互いの名前を呼び合う。

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