次の日の朝がやってきた。

もうすっかり太陽も上がっていて起きなければいけないのに、昨日の疲れが残っていて中々ベッドから動き出せない。

そんな中、ラナが侍女数人を連れて私を起こしにやって来るとすぐさまやや強引に身支度をされた。
また慣れない豪華なドレスの着替えを手伝ってもらい、昨日の宝石より軽めのアクセサリーもつけられた。

私的にはもう少しラフな格好でいきたいところなのだけれど、皇女というのはそうもいかないらしい…。


その後は朝食をとって、ラナに皇宮の案内をしてもらっていた。
この広大な皇宮のマップを覚えるのはやはり時間がかかりそうだ…。


既に頭がパンクしそうだというのに私のスケジュールは完璧に組まれているみたいで、次は早速皇女としての勉強が始まった。

歩き方から立ち振る舞い、オーフェリアの歴史についての座学…。
他にも学ぶことが膨大にあった。

当然挫けそうになったけれど、オーフェリアの皇女としてこんなところでめげてはいられない。

私はそれから毎日必死になって先生たちの授業についていった。