私を愛したあなたは、愛に飢えていた。

あなたを愛した私は、愛に呆れていた。

出会ったのは、高1。場所は◯イッ◯ー

話しかけたのは私、興味本位だった
付き合うつもりなどなかった。
告白という告白もなかった。
気づいたら彼氏彼女だった

彼は関西、私は関東。

遠距離恋愛ってやつ。

私は高1。

彼は大学院生。

でも、私の家は遠距離恋愛は禁止。

年上もある程度の年じゃなければいけない。

私たちは9つ差。親からは到底認めてもらえない年の差恋愛。

最初は直ぐに別れるつもりだった。
なのに、別れれなかった。好きになったから。今まで付き合った人の中でもこんなにすきになったことは無いという程に。


自分でも驚いた。私はちゃんと心があったのかと。

彼は私を変えた。私も彼を変えた。

いい意味での変化だったと思う。

私は交際中何度も別れようとした。
でも、別れなかった。好きだったから

私がただ親を恐れていただけ
彼には酷いことしかしてない

なのに彼は私のことを好きだという
愛しているとも言う。
どんなことをしても嫌いにならないと言う。

今の私にとって彼から向けられる愛の3分の2が重いものになってる。

前は純粋に嬉しかった。彼からの愛が。
彼からの言葉が。

今は、嬉しくないわけではない。でも…

嬉しさよりも、苦しさや罪悪感の方が多い。

私は彼に何も与えれない。私は与えてもらってばかり。

そんなの、続けていて楽しい関係ではない。

だからまた別れようとする。

こんなに醜い心を持つ私を、

早く嫌って欲しい。捨てて欲しい。


私の勝手な欲望。勝手な願い。

自分でも呆れる。




こんな私を、愛してくれてありがとう。

ごめんなさい。未来、私たちはきっと同じ気持ちではない。一緒にいることは無い。

だから、どうか神様。

彼に私のことを忘れさせて。私よりも彼を愛してくれる人を彼に与えてください。