1時間かけて学校へ到着。
朝のSHRが始まる時間が迫っていたので、少しだけ急いで教室へ向かう。
扉をガラッと開けるとみんなそろっていて私は注目を浴びた。
私は窓側の1番後ろなので前から入ってしまったけど、自分の席につく。
この学校は公立でさらに学費が他の高校より安いから家から遠いけど、受験した。
「詩織、おはよー」
「おはよう、静流」
私に声をかけてくれたのは唯一の親友である井下静流。
中学校からの親友で高校も離れたくないと思って、一緒にこの高校を受験した。
美人だけどキャピキャピ系女子じゃなくてサバサバ系女子。
はっきりものをいうから毒舌なときもあるけど、それが静流の良さ。