玉城詩織、高校2年生。



「華のセブンティーン」と呼ばれる年齢です。



年頃の女の子でみんなキラキラして、恋愛や遊びに行ったり青春を謳歌してます。



私もそんな年になったということでみんなと同じように青春を謳歌中



.........なわけじゃないんです!



今は朝の6時。



良い子はもう起きている時間かな。



私は今日、5時起きなので今、とても眠いです....。



青春を謳歌できるなら謳歌したいよ。



だけど今の私には謳歌できるような時間がないの。



洗濯機はまわしたし、自分の準備は終わったし、あと朝食は今から作るし....。



「詩織、私達はもう出るから。2人のことよろしくね」



「はーい。行ってらっしゃい」



私の両親は自営業で“いろり”という和菓子屋さんを営んでいる。