ケータイ小説 野いちご

【完】幸せになるために~Anotherstory~

嵐の女



「あらあらあら…奏クンそっち行かない…こっち来てて!!」



夕飯の支度をしながらリビングに1人で歩いて行こうとする奏大を呼び止めるけど、歩く事を覚えた奏大は私の言葉を無視してヨタヨタと足を進める。




奏大は今10ヶ月。


月齢ちょうど10ヶ月の日に歩き出した奏大は、それからとゆーモノ歩く頻度も歩数も増えていて。


ケガをしないように目を離す事も出来ない。




「ほらほら、ママと一緒にご飯作ろうね~」




嫌がる奏大を小脇に抱えながら夕飯のカレーを混ぜていると




――ガチャガチャ



「美優~ッ!!!」



雄大が仕事から帰ってくる。



「お帰り~♪」



ガス台の火を止め暴れる奏大を床に下ろすと



――ボスッ



雄大に飛び付いた。


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