全員の自己紹介が終わっても、事態はなにも変わらなかった。
ただ、みんなの名前がわかって会話しやすくなった程度だ。
「机の中は確認したから、今度はロッカーの中とかを確認してみよう」
恵一はそう言い、1番に動き始めた。
とにかく教室中を調べて外へ出る手がかりを探すようだ。
あたしと恵里果は一緒になって教室後方のロッカーを調べ始めた。
鍵のかからない、ただ箱が並べられただけの空間。
その中には体操着や体育館シューズが入れられている。
「机の中は空だったのに、どうしてロッカーの中には物が残ってるんだろう」
ふと疑問を感じて、あたしはそう呟いた。
「そうだよね。もしかしたら、本当にヒントになるものが隠れてるのかもしれないよ!」
ただ、みんなの名前がわかって会話しやすくなった程度だ。
「机の中は確認したから、今度はロッカーの中とかを確認してみよう」
恵一はそう言い、1番に動き始めた。
とにかく教室中を調べて外へ出る手がかりを探すようだ。
あたしと恵里果は一緒になって教室後方のロッカーを調べ始めた。
鍵のかからない、ただ箱が並べられただけの空間。
その中には体操着や体育館シューズが入れられている。
「机の中は空だったのに、どうしてロッカーの中には物が残ってるんだろう」
ふと疑問を感じて、あたしはそう呟いた。
「そうだよね。もしかしたら、本当にヒントになるものが隠れてるのかもしれないよ!」