湊と付き合い始めてもう少しで2年。と言っても半分は私はベットの上だったけれど…。



『…………さき……』



「あーぁ……。」



私の視線の先には女の子に腕を絡められている湊



「なんで、あんな地味子と付き合ってんのぉー?ミナの方が可愛いよぉ?」



「っち、離せよ」



絡められた腕を湊が叩(はた)いて腕を離させた。



「美玲」



私の名前を呼びながら傍に来た湊



『…何?』



ちょっと素っ気ない態度をとってしまったのはあの腕を絡ませてた女に嫉妬してるから



「……怒ってる…?」



『…怒ってない』



……あぁやって湊に寄ってくる女はあとを絶たない