「嫌だ! 行きたくない 母さんとまだ一緒に居たいよーーーー」
白髪に青い目を持った少年は綺麗な瞳から大粒の涙を流しながらそう言った
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今日の天気は大雨で風もこれでもかと言うほど強い
周りの大人達は忙しそうに村のお祭りの資料をあさり、急に静かになったと思ったら
僕は家から引っ張り出され森の前まで連れてこさされた。
そして村長から
「我々の村を守るためにどうかこの村から出てゆき魔女と共に暮らしてください。」
そう改まった口調でお願いされた。
「嫌だ。絶対嫌だ!! この村のことなんてカンケーないもん。それに母さんとだってまだ一緒にいたい。」
僕の主張を聞くと村長は村の人に耳打ちをした
数分後
銃を持った男と母さんは森の前まで歩いてきた
そして男は村長に銃を渡すと僕の前で母さんに銃を向け
「早く行け!!」
と言った。
「嫌だ! 行きたくない 母さんとまだ一緒に居たいよーーーー」
そう言い泣いているとトリガーを引く音が聞こえその瞬間に破裂音と母さんの言葉に表せないような声が聞こえた、
信じられなくて僕は村長の方を見ると、
口角が上がっていて
(狂ってる)
そう思うと
僕は怖くて
その惨状を見たくなくて
森に駆け出した。