ケータイ小説 野いちご

俺の隣にいないと、ダメ

1、柏葉樹羅





「柏葉 樹羅(かしばじゅら)って、ガチガチのヤンキーだよね」



授業が始まる前の、朝の教室。



女の子たちの噂が耳に入る。



「ピアスめっちゃ付けてるしさー」



「指輪もしてない?」



「たまに私服でくるよね」



「ねー、ヤバいよねー」



噂の柏葉樹羅は、私の隣の席の子だ。



彼の姿に特に苦手意識もない私は、柏葉くんが隣でも気にしない。



というか、私はいつも一人で行動してるから、



柏葉くんに興味がない。



大人しすぎる私には、友達なんてできないし、



誰も近寄ってこないし。




 

< 1/ 43 >