ケータイ小説 野いちご

彼と彼女の甘い秘めごと

【Sweet*2】
▼苦い、苦い、カウントダウン








…なんだか具合が悪い。

起きてすぐの感想はそれだった。

身体の重だるさと戦いながら、浅くて回りにくい思考に対してもムチ打って学校に来て。


熱があるわけでもないし、咳とか症状が出ているわけでもない。

身体がとにかく重だるくて、動こうと身体が言うことを聞くまで時間がかかった。



『生徒の皆さんに連絡します。全校集会を開きますので、第一ホールに集合してください。繰り返します――…』


「紗和ちゃんおはようっ」

「おはようひな。今日も頑張りましょうね」

「うん!頑張ろうねぇ」



それでもちゃんと学校には行く。三年間皆勤であることすら守れなかったら、父に軽蔑されてしまうに決まってる。

当たり前のように横に来てくれたひなに、気持ちが明るくなった。


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