ここ数日、朝目が覚めるのはスマホのアラームではなく、大きな窓から入ってくる光。


眠っていた意識から目元にまぶしいくらいの光が当たりまぶたを開ける。


真っ先にまぶしい光が入ってきて、少しくらっとして枕に顔を埋める。


「んん……ねむ……っ」

光から逃げるように、窓とは反対側に身体の向きをくるりと変える。

すると、そちら側にはスヤスヤ気持ちよさそうに眠る芭瑠くんの綺麗な寝顔。


衝撃の同居生活がスタートして早くも5日が過ぎた。

同居が始まった日から芭瑠くんと同じベッドで眠ると、なぜかそれがそのまま続いて今も変わらず。


別のところで寝るってわたしが言っても、芭瑠くんが嫌だと言って聞いてくれない。


ただ、わたしの感覚がおかしいのかわからないんだけれど、芭瑠くんに抱きしめられながら眠るのはすごく好き。


心地が良くて、安心して眠りに落ちることができるから。