龍「悪いな急で。じゃあ、行くぞ!」
5「「おう!」」

こっちの掛け声で始まったが5分で終わった。
警察に電話をしようとするとある事に気が付いて走った。
北川の組長が持つ銃は父さんに向いていたから。
私以外は気付いていない、父さんでさえも...

ーパンッ。
ードサッ。

父「紗羅?...!?紗羅!!」
紗「ハァ、ハァ...ま゙、間に合ったぁ」

ちゃんと間に合っていた、背中からはどんどん血が流れてきている。
北川組組長は気を失っていた。
地面に横たわる私を直が優しく抱き寄せた。

父「紗羅、紗羅頼む!目を閉じないでくれ!...何で、何でお前が...なんで庇ったんだよォ」
紗「ハァ...ぅ゙ん。大丈夫...閉じない...から。父さん泣かないで...私の辞書に、見捨てるなんて言葉...無いよ。大切な人だから...守りたか...たの」

私達の願いはすぐに消された。