ージリジリ。

スマホの目覚ましで目が覚めて時間を確認すると、ドアがノックされた。

紗「はーい」
直「体調はどうだ?」
紗「うん。大丈夫」
直「はい、これ。文化祭の詳細」

直兄はそう言って私にホチキスで止められた紙の束を渡してきた。
それを受け取ると『じゃーな』と行ってしまった。
支度を済ませて寮の食堂に行くともうみんな来ていた。
私も朝食を済ませて、美希と一緒に学校に向かった。