美莉と恋人同士になれたことが、嬉しくてたまらなかった。



理由は複雑だけど、美莉が俺の彼女になった事は確かで、亜依さんが彼と別れなくて本当に良かったと思う。



もし二人が別れたら、美莉とは付き合えなかったかし、彼が5才年上を気にしてないと、言った事も嬉しかった。


俺だって同じ思いだから、12才差なんて全く気にならない。



女は気になるみたいだけど。



美莉は30には絶対見えないし、見た目若いからいいのでは。



あまり深く考えるのは止めよう。



今日は美莉の部屋に泊まる事が決まっているから、嬉しくてルンルン気分。



「私は先にお風呂入って寝るからね。聖夜は適当にどこかで寝て。」



美莉、今、何って言った。



俺たちは恋人同士になったんだぞ。



普通は甘い時間を過ごして、二人でベットで寝るのが当たり前だろ。



「美莉はどうして一人で寝ようとする訳。俺たちは恋人同士になったから、普通一緒に寝るだろ。」



「どうして、そうなるかな。 」



「どうしてって、好きだから一緒にいたいに決まってるだろ。」



なんで、そんなに冷静でいらるんだよ。


美莉の頭の中を見てみたい。


元カレとはどんな付き合いをしていたのか、疑いたくなる。


元カレが可哀想に思えた。