ケータイ小説 野いちご

身長差30cm、年の差12才、この恋あり

出会い
キスするぞ…

聖夜が何にイラついてるのか、分からない。



私の隣にドカっと座り、飲みかけのお茶を強引に奪いとり、飲みほした。



これって間接キスになるよね。



結局聖夜は、百合ちゃんを追わなかった。



「美莉、俺が言った事聞いてた。」



さっき言ってた事でしょうか。


百合ちゃんは聖夜が好きで、聖夜は百合ちゃんが好きではない。



30才の私には負けないと言った、百合ちゃん。



「百合ちゃんは聖夜の事諦めないって言ってたよね。私と勝負するとか言ってたけど、意味分かんないよ。」



「美莉は俺の話を本当に理解出来た。」



聖夜が何を言いたいのか、分からない。



分かりたくなかった。



「ごめん、聞いてたけど、よく分からなかった。」



《この鈍感女、どんな事してもおまえを落としてみせるぜ。》



「美莉、明日9時に迎えに行くから待ってろよ。」



明日、ああ、聖夜と買い物だったね。



行かないと駄目かな。



なんて聞いたりしたら、多分怒られそうだから、止めとこ。



「9時早いね。起きられるか分かんない。」



「携帯貸せ。俺が明日起こしてやるから。」


聖夜に携帯を渡した。


「以外と優しいんだね。だから女の子にモテるんだ。」



《バカか、俺は好きな女にしか優しくしねぇんだよ。》



今日の聖夜の態度には、調子が狂ってしまう。



だって、優しい聖夜は聖夜らしくないもの。



優しくしないでほしい………
























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