「よーり!」


翌日栞と教室でお昼ご飯を食べていると後ろから絢人に声をかけられ、後ろを振り向くと購買で買ったのか焼きそばパンを食べながらこっちに向かってくる絢人の姿が目に入った。




歩きながら食べるなんてお行儀悪いなあと思いながらも



「なに?」

と返事をすると 絢人は私が座る椅子の横に近くから椅子を引きずってきて隣に座った。





「なんで隣に座るの?」

「いいじゃん別に。栞ちゃんお昼一緒していい?」

「もちろんいいよっ」


ニコニコと聞く絢人にニコニコと答える栞。




「あ、うまそー、それちょうだい」


そんな二人を見ながらお弁当に入っていたタコさんウインナーを口に頬張っていると絢人がもう一つ入っていたウインナーを指さした。