ケータイ小説 野いちご

【完】お前のことばっかり考えてる。

Chapter ▷2
「楽しいはずなのに」



オリエンテーション当日。


コンパクトサイズのキャリーケースに荷物を入れて、学校の校庭に集合した。


他のクラスとも合同でのお泊まりのため、入学式で集まった人数が校舎の前にずらりと並ぶ。


校長先生と1組のリーダーの先生の話を聞いて、各クラスに分かれてバスに乗った。


あたしたちは2組だから、1組の次に出発だ。
バスの隣の席は、もちろん紗彩ちゃん。


真ん中に通路があって、左右2列ずつ座れるイスは左が女の子、右が男の子の列になっている。


残念ながら永瀬くんとは位置が離れてしまったけど、グループは一緒だからね。


早くお昼にならないかな。



「桃奈、昨日は寝れた?」


「ま、まあまあかな」


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