ケータイ小説 野いちご

【完】お前のことばっかり考えてる。

Chapter ▷ 1
「危なっかしいんだよ」



「マジか! やっぱり気にかけてたんだね」


「しーっ。紗彩ちゃん、声大きいよ」



次の日の朝、登校して紗彩ちゃんを階段付近に呼んだ。


教室だと話を聞かれてしまうかもしれないから。


内容は……昨日、永瀬くんと関わりがあったこと。


そして、最初の会話の意味。



「いや〜、席も近いし、今後のふたりの関係に期待できるね」


「ないよ! そんなのっ」


「ないわけがないよ。昨日だけでそれだけ近づけたんだよ? それに、本も渡してくれたんでしょ?

これから朝読の時間あるし、読み終わった感想とか、改めてのお礼とか、きっかけいろいろあるじゃん」


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