ケータイ小説 野いちご

【完】お前のことばっかり考えてる。

Chapter ▷3
「俺のことばっかり考えてよ」



最終日を迎えて、荷物の整理をしているときだった。



「あれっ? ない……」



お風呂からあがって干してたはずのフェイスタオルがない。


あれからは使ってないはずなのに。



「桃奈、どうした?」


「フェイスタオルがないの……。しまっちゃったのかな」



まだ濡れていたし、紗彩ちゃんと一緒にかけた気がするからそんなことはないとは思うけど……。



「わたしのと一緒にかけたよね。それから部屋も出てないし、使ってないはず」


「だよね。お気に入りだったのにな……」



しょぼんと肩を落としてショックを受けてたら、向かいでまとまる美咲ちゃんが声をかけてきた。



「もしかして、これ雛形さんの?」


< 151/ 346 >