ケータイ小説 野いちご

【完】お前のことばっかり考えてる。

Chapter ▷ 1
「こっち見んなよ、バカ」



「なぁ……」


耳元で、囁く甘い声。


息がかかり、くすぐったくて肩にギュッと力がはいる。


身を縮めても頬に触れる温もりは変わらなくて。


初めての経験に胸の鼓動も早くなるばかりだった。


な、なんなの。

動きたくても体がいうこときかない。


ドキドキばかりするあたしに、甘いセリフが降ってきた。



「お前のことばっかり考えてる。このまま離したくない」



そんなこと言われたら……っ。


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