ケータイ小説 野いちご

レジェンド!【後編】

Mementos(後)

「瞳子っ」
背後から頭の上に乗せられた手に、私はビックリして振り返った。
「何すんのよ」
「だって、ちょうど置きやすい位置だし」
立っていたのは、力也。
身長も髪も急激に伸びた彼は、こうして良く私をからかってくる。
私の回りをチョコマカしていた少年は、すっかり生意気な口を利くようになっていた。

日曜日の倉庫。
普段なら黙っていてもみんな集まっているのに、今日は力也以外の姿を見ていない。
「みんなは?」
「なんか、また北高の奴らと揉めたらしくてー」

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