ケータイ小説 野いちご

レジェンド!【後編】

幸せのかたち

「じゃあ、妃が?」
「はい。“あれは、俺の意思でやったこと”だって」
あれから1週間後。
私と爽太は、学校近くのモスドナルドにいた。
あの夜、爽太のした越権行為。
どんな処分が下されるか……ずっと不安だったけれど、どうやら妃が上手く収めてくれたらしい。
「さすが。イケメンはやることも格好いいね」
「それを俺の前で言いますか?」
爽太が、ジトっと拗ねるような目で私を見た時。
『スプラウトバーガー30個でお待ちのお客様』
店内のアナウンスに、私達は同時に顔を上げた。

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