ケータイ小説 野いちご

産まれて来ないことは幸せ

楽を1番愛する私にとって、妊娠… 出産… は本当に恐ろしい。

私は、人生これまで生きてきて何かをちゃんと成し遂げたことはない。

私は、究極の楽を求める人間かもしれない。

誰もが1度は思ったことがあるかもしれないけど、私は心の底から産まれて来なければ良かった、と思う。

私がお金持ちで300万持ってたら、迷わず、スイスへ行って安楽死をほどこしてもらう。

生を受けたばっかりに、人生を歩まなければならなくなった。

愛しい我が子にも同じ苦痛を与えるわけにはいかない!

生を受ければ、人生を背負わすことになる。

我が子を産んではならない。
それが、私の我が子への最愛の愛の形だ。

私は、愛する自分と愛する我が子のために
決して産まない。

そして私は、ずっと願っていた。

不思議だったのが、人々はなぜ、自分は人生を歩んで苦労を味わったことがあるはずなのに、愛する我が子に同じ苦労を背負わすのだろうと。産まなければ、いいのに。

私は、切に願っていた。
愛する我が子のために、どうか、産まないであげて!

産まれて来なければ、苦労を知ることは無いんだもの。

究極の楽は産まれて来ないことだと思った。

究極の幸せは産まれて来ないことだと思った。

< 1/ 1 >