数週間後、
日本ラグビーのリーグ戦が始まった。



風見地自動車はそのリーグ戦
最大の注目のまととなったなった。



理由は単純明快。
レオだ。



レオは今まであった三回の試合全てに
フルタイムで参加し



全てでトライを決め、
トライの突破口を開いている。



スポーツ新聞にはでかでかと表紙を飾り



【不動のエース。衰え知らず】



大々的に載せられていた。



『良かったねーレオ。
ほらほら、すんごいかっこいいよー』



『分かったから、もうやめろ』



案外恥ずかしいのか朝食を食べながら
新聞を読む私の新聞を取り上げる。



『行儀が悪い』



『それ、レオに言われるとは思ってなかった』



『なら言われないようにしろ』



『うん、そうする。』



ご馳走様。お母さんにそう言うと2階へ行く。



今日は休みとレオの試合が
ちょうど重なったのでお母さんと2人で応援だ。



まぁ、観客席ではなく私は下で
トレーナー達と一緒に見るんだけど、