翌日。
始業式と実力テストがある日。
「なんでテストあるの…。
先生達暇なのかな…。」
「まぁ進学校だし、
休み明けにテストが無い訳ないよね。」
凛ちゃんと並んで駅まで向かう途中。
心なしか凛ちゃんのポニテの位置がいつもより低い気がする。
「あ。」
「なに…。
もう凛は帰りたいから…。」
「凛ちゃん学年1個上だし、
凛先パイ&敬語のがいい?」
「いや…。
中学の時もいつも通りだったじゃん…。
はぁ…。帰りたい。」
なんか口開く度にテンション下がってません?
凛ちゃんにこれ以上話しかけると魂だけお家に帰っちゃってテストが悲惨になりそうなので、無言で学校に向かう。