ケータイ小説 野いちご

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雨音が聞こえる

雨音が聞こえる

スーパーから出ると、小雨が降っていた。
このくらいの雨なら大丈夫だろう、なんて思って歩いたけど、だんだんと雨が強くなってきた。
シャッターが閉まっている屋根付きのお店の前に立って、雨宿りをすることにした。

「…もしもし」
『今どこ?』
「八百屋さんの前」
『傘、忘れたでしょ?』
「うん」
『今から迎えに行くから、待ってて』
「わかった。ありがとう」


早く止まないかなぁ……

少し濡れた髪を拭きながら空を見上げた。

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