ケータイ小説 野いちご

死神探偵小早川曼は今日も。

6・狂おしい魔の手



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6-狂おしい魔の手


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-ジャリジャリと小石を踏む足音が聞こえた。

「坊っちゃま、何をなされているのですか?」

家の中に居ないソラを探しに来た枝木が中庭の噴水に腰掛けてスケッチブックに絵を描くソラを見つけて歩いて来た。

枝木に気付いたソラは顔を上げると「これだよ!」と描いていた絵を枝木に見せた。

「まぁ!中庭の花壇のお花を描かれていたんですね、お上手ですわ!…あら、これは猫…ですか?」

佐伯家ではペットは飼っていないのにスケッチブックには花壇の間にこちらを見ている黒猫がしっかり描かれていた。

迷い猫でも入ったのかしら?と思い一回中庭を見廻してから枝木がソラに聞くと、

「さっきまで一緒に居たの」

「猫さんとですか?」

「うん!絵を描いてから“にゃーお”って話しかけてきて隣に座ってたんだ。もう帰っちゃったけどね」

「そうだったんですね。私も猫さんにお会いしたかっです」

「枝木は猫好きだもんね」

「はい」

「パパが猫アレルギーじゃなかったら飼えるのになぁ…」

「それは仕方ないですね」

「枝木は猫飼ってるの?」

「えぇ、実家で2匹」

「アメショ?」

「ラグドールです」

「ラグドール?」

「ふわふわのぬいぐるみみたいな猫さんですよ」

枝木は携帯を出すとホーム画面に設定していた2匹のラグドールの写真を見せた。

「え〜っ、めっちゃ可愛いじゃん!良いなぁ…。後で枝木の実家に行くっ!」

「ふふっ、いつでもどうぞ」枝木は笑った。


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