ケータイ小説 野いちご

死神探偵小早川曼は今日も。

4・桃色の花飾り




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4-桃色の花飾り


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ブロロロローッとけたたましいエンジン音を立てて曼を後ろに乗せたリョウのバイクが猛スピードで海岸沿いの道路を突っ走っていた。

「あんだよ、つまり逢沢は俺らを神社から離すための囮だったってわけかよ!?」

「あぁ。主人が留守の神社は普段よりも結界が破りやすくなる。加えてキョウベイさんもリョウも疲労させられたから尚更神社に入りやすい」

「マジかよ…してやられたわ…くそっ!」

リョウは悔しそうに舌打ちした。

ソラの自宅から鶴亀神社まで大人の足でも走って40分はかかる。

リョウ達が逢沢に苦戦してるその間に男はアイラ達の元へ戻ったのだ。

「どんな男だったんだ?」

「あっ?あぁ、ストーカーっぽかった!カメラ持ってやんの…でも頭が割れてて、爺ちゃんが言うには逢沢と同じような赤い糸が巻きついてたって…」

バイクを傾けて急な曲がり角を器用に曲がったリョウは話しを続けた。

「普通と少し違うみたいだから曼に視てもらえって言って、爺ちゃんが一回逃したんだ」

「……」

「おおいぃっ、1人で悩むなって!気になる事あんなら話せよ曼っ、ハゲっぞ?」

「…あぁ、すまない。…逢沢を視た時、あの子に勘付かれるとまずいと思ってたからか逢沢の頭の中はノイズがかかってたんだ。だから鮮明に視えなかったが一瞬、子供が視えた」

「カヨか?」

「シルエットが似ていた。多分そうに違いない」

「なら逢沢が怖がってたあの子は水川カヨってわけか?」

「きっとそうだ」曼は背中越しに頷いた。


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