タクシーを呼んでもらい、向かった先は私の部屋、、、ではなく。

「あの、ここ、どこですか?」

「俺が所有してるマンションだ」

こんなタワマン所有って、、、

どこの金持ちだよ。

「しばらくはここを使え。」

「、、、え?ここ?ちょっと待って下さい。なんでそうなるんですか」

「その方が安心だし、俺も通いやすいから楽だしな。」

ん?

通いやすい?

なんのこと?

「もしかして、もしかしなくても、ここ、社長も住んでます?」

「あぁ。最上階にな。」

やっぱり、、、

「何階まであるんでしょう?」

「52階。お前の部屋はその階下の51階な。ちょうど空いてるから自由に使え」

そりゃ通いやすいわね。

へー。51階に、、、

言いたいことも考えたいことも大量だけど、もういいや。

全部が無意味に思えてくるから。

とりあえず、寝たい。