ケータイ小説 野いちご

君の隣でみる夢

彼女との未来

そんなある日。4月を目前にして柚葉との穏やかな時間に限りが見えてきたころ夜中に永遠の家の電話が鳴った。

永遠が気づいて時計を見ると日付が変わり深夜の2時を迎える直前だった。

父親が電話に出ている声が聞こえる。

その直後父が永遠の部屋に駆け込んできた。
「柚葉ちゃんが行方不明だって」

その一言で永遠はパジャマのまま上着と携帯電話を握りしめて部屋を飛びだしていた。

「樹は里華と家にいて。俺も探してくるから。」
「わかった」
すぐに永遠の父も家から飛び出した。

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