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外出禁止

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「王女殿下、どういうことですか?」

自室に戻り、クラウスに問い詰められる。

「どういうって、何が?」

「アルフレート王弟殿下と、どこで面識を
持たれたのですか?」

「え?」

「あなた方の親密ぶりは、どう見ても、
今日が初対面だとは思えません。
何があったのですか?」

クラウスがいつにも増して厳しい表情で詰問する。

「あの… それは… 」

言えば叱られる。

それは分かっていた。

「それは? 何ですか?」

分かっていたけれど、うまくごまかす方法も思いつかない。

諦めた私は、正直に話した。

「つまり、王女殿下ともあろうお方が、毎日
散歩と偽り、森へ出かけていたと?」

「ごめんなさい… 」

「ユリア!」

クラウスは、振り返ってユリアを睨む。