ケータイ小説 野いちご

飛鳥くんはクールなんかじゃない

飛鳥くんの名前




結局、凛ちゃんと2人で帰る予定だったのが、まさかの予定変更。



掘田くんの提案で、私たち5人はカフェに寄り道することになった。メンバーはもちろん、掘田くんと菊川くんと飛鳥くん、そして私と凛ちゃんの5人。




「さっすがモテ男子。オシャレなところ知ってるんだね」

「へへん。まぁね」


やってきたのは、学校の最寄駅の裏通り。


あまり人通りが多くない道に、そのカフェはひっそりとたたずむように建っていた。



ぱっと見は木造の一軒家だけれど、よくよく見ると看板には《菊café》と書いてある。


外見だけでも素敵なのに、中に入ると壁にはたくさん本が並んでいて、シックなその空間はとっても心地よかった。




「いらっしゃ……あら、おかえりなさい。一成」

「うん、ただいま」



店内の奥から、とても綺麗な女の人が出てきた。そしてその人は、なんだか菊川くんと雰囲気がよく似ている。




< 51/ 271 >