ケータイ小説 野いちご

飛鳥くんはクールなんかじゃない

飛鳥くんを好きな人




いろんな想いに気づかされた海の一件から数日後。


自分なりに気持ちに整理をつけて、ようやく私は凛ちゃんに相談しようと彼女の家に遊びにやってきた。



本格的な夏の暑さでジリジリしている外とは一変。凛ちゃんの部屋はクーラーが効いていてとっても涼しい。



少しだけ夏休みの宿題を一緒にやったあとで、私は勇気を出した。



「あっ、あのね、凛ちゃん」

「ん?」


なんだか緊張が加速していくみたいに、ドキドキと心臓がうるさい。



私に目を向けてくれる凛ちゃん。その目をまっすぐ見ると、なんだか恥ずかしくて言いたくないような気がしてきてしまう。


……でも、こんなにもドキドキするのを乗り越えて、凛ちゃんは私に掘田くんへの気持ちを教えてくれたんだ。




それを思うと、私も絶対に凛ちゃんに一番に言いたい。




「わ、私ね……飛鳥くんのこと、好き……になりました……っ」





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