ケータイ小説 野いちご

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Breath

2015.4

「隣座っていい?」

ニコニコ笑顔で訊いてきたのは目のくるりとした黒髪美人の女の子。

とっても人見知りな私はいきなり話しかけられてキョロキョロ辺りを見回した。

「あなたに言ったんだよ、私海咲(みさき)よろしくね。あなたは?」

私のおどおどした態度を見て柔らかく笑って隣に座った彼女。

「私は…凛彩(りさ)です。」

「凛彩ね、よろしく。」

綺麗に笑った彼女にちょっと圧倒されながら前を向く。

とっても綺麗な人だなぁと思った時、壇上から先生の声がした。

今日は小さい頃からの夢だった美容師になるために上京した専門学校の入学式。

学園長のとっても長い話のあとはクラス分けされた教室へ入る。

自然と海咲と一緒に廊下へ出てクラスが同じだという事に気づくと、海咲は嬉しそうに抱き着いて来た。

なんと元気な娘なんだこの子はと周りを見ると、皆こっちを見てたから恥ずかしかった。

けど、海咲は全く気にすることなく嬉しそうに笑ってた。

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