それからというもの、部活に行かない日が続いた。




あんなことがあって、三河くんと顔を合わすなんて到底無理…。



亜子に「何があったの?話なさい!」
と言われても、思い出しただけで倒れる始末。




三河くんとすれ違って、話しかけられそうになっても、私から避けてしまう…なんてこともあって…。




ダメってことはわかってるんだけど…。




「はぁ…何がしたいんだろ、私…」




何かあればため息をつく生活が普通になってしまった。




ドンッ




やば…ぼーっとしてたらぶつかっちゃった!




「す、すみません…!怪我とかしてませんか…!?」




「……」




黙ってる…というか、私のこと見てる?




いったい誰だろう…?