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少し大変なこともあったけど、無事に美味しいクッキーができた。




「ラッピングは私に任せて!」




そう言った亜子は、カラフルなリボンや包装紙を使って開けるのがもったいないくらい綺麗にラッピングをしてくれた。




「わ〜、お店屋さんみたい!」




「お店屋さんって、あなたの家ケーキ屋さんじゃない?」




あ、そうだった




「てへっ?」




そうだった…忘れるとこだった…




「くっ、他の女だったらムカつくけど、苺がやると可愛いわっ…!」




何やらボソボソ言ってるけど、なんとか完成!失敗しなくてよかった〜。




あ、これ三河くんにあげようかな?昨日もクッキーだったけど、今日はアイシングクッキーだから甘いし。




うん…あげよう!




誰かに作ったお菓子をあげるのは大好きなんだ。




美味しいと言って貰えると、すごい嬉しいから。