土曜日、私は絵梨花先輩と
サッカー部の応援へとやって来た。

あの日以来、サッカー部の
応援に来られなかった私は
少しだけ緊張していた。

私が行ったら先輩にまた
気まずい想いをさせちゃうのかなとか
そんな事ばかり考えていた。

絵梨花「何か、緊張しちゃうな。」

雫「どうしてですか?」

絵梨花「匡貴の応援しに
ここへ来るのって初めてだから。」

絵梨花先輩のはにかんだ笑顔は
とても可愛くて、他人の事ながら
匡貴は幸せ者だなって思った。