ケータイ小説 野いちご

揺蕩う空へ魔法の句を

航海で 偉大なる者 マゼラン




「嘘でしょ!?」

私は朝から天くんの言葉に叫ぶ。天くんは、大航海時代の句も詠まなければならないと言ったのだ。

「本当です。まぁ、この時代の句は義昭様は詠んではいますが…折角なので義昭様に授業してもらいますか?」

私は、世界史が苦手!日本史は得意だけど!

義昭は私とは逆で世界史が得意らしい。

「…何で俺が授業をせねばならん!教えたくねぇ…」

「良いじゃないですか!もう就職先も決まっていますし、文化祭まで時間はありますので…」

天くんは、にやりと笑う。私は「義昭って就職するんだ…」と問いかけた。「あぁ…」と義昭はうなずく。

「…さ!義昭様、授業を始めてください!」

天くんに促され、義昭は深いため息をついた。そして、「航海で 偉大なる者 マゼラン…これが俺が詠んだ句だ」と説明を始める。

「大航海時代とは、ヨーロッパ諸国が新航路・新大陸を発見して植民活動がさかんになり、世界の一体化が始まった時代だ。有名な航海者は、バスコ・ダ・ガマ、コロンブス、マゼランの3人だ。覚えておけ」

「バスコ・ダ・ガマは、インド航路を開拓したポルトガルの航海者。コロンブスは、イタリアの航海者でスペインの援助を受けてサンタ・マリア号で大西洋を西回りでアジアを目指し、1492年にカリブ海の島、現在の西インド諸島な。そこに到達した。しかし、コロンブスはインドに到達したと死ぬまで思っていた」

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