次の日

もう今日を諦めて目を覚ます。
そして、携帯を開きまた今日が来たと
携帯を閉じる。

真『今日も4月7日そして寝坊』

今日はいつもなら下ろしてる髪をポニーテールにして家を出た。
今日はバスに乗らず駅まで自転車で行った。

8:30
駐輪場に着く。
おじさんが自転車のハンドル部分にラベルを貼ってくれた。
自転車を止める所を探していると男の子が「ここ空いてますよ」と教えてくれた。

真「ありがとうございます」

「いえ、どこ高校っすか?」

真『また高校生だと思われちゃった』

真「私大学生です」

「あ、大学生っすか、すいません」

真「うんん、大丈夫あなたは?」

「鈴高スズコウっす」

真「へー鈴高かぁ頭いいんだね」

「いや、そんなにっすよ笑」
子供みたいに笑う男の子。

真「名前聞いてもいい?」

「あーいいっすよ康平コウヘイっすお姉さんは?」

真「康平くんか、私は真」

康平「真さんっすかいい名前っすね」

真『真って名前人気なんだな笑』

真「ありがとう康平くんは部活してるの?」

康平「俺野球部っす」
坊主頭を手でスリスリ
滑らせる康平コウヘイ。
『だと思った』と心の中で呟く真マコト。

真「野球部か、確かにその頭だと納得笑」

康平「真さんって笑うとすごくかわいっすね」

真「そんなことないよ」
真『一昨日から「かわいい」ってよく言われるけど何なの?
長い自己満な夢でも見てるんじゃないの?』

康平「そんなことあるっすよなんか年上のお姉さんっていいなって思うっす」

真「え?」

康平「あ、いや、告白とかじゃないっすよ」

顔を赤くして照れる康平コウヘイ。

真「かわいっ分かってるよ」

康平「かわいいとか言わないでくださいよ」

真「だって弟みたいで可愛いんだもん」

康平「俺なんかより真さんの方が可愛いっす」

真「お世辞でもありがとう」
お姉さんな笑顔を見せる真マコト。

電車の方面が違った為改札で別れた。

康平「また会ってくれますか?」

真「いつかね」

その後はまた同じ1日が過ぎていった。

4回目になると先生が言うことも友達がなんて話しかけてくるかも分かっちゃってつまらない。