――気持ちはわかった

…わかったって、何が?

何をどう思って、宇奈月さんは“わかった”と言ったのだろうか?

デートから帰ってきたその日の夜、私はベッドに寝転がってぼんやりと天井を見ていた。

食事は外で、お風呂も済ませて、ベッドに入ったけれど…すぐに眠りにつくことはできなかった。

好きだと言ったのに、自分の思いを打ち明けたのに…。

「――振ってくれた方が楽だったのに…」

何だったら、暴言を吐いてくれた方がよかったくらいだ。

そうしたら、この気持ちを簡単に片づけることができるのに。

「――何でうまく行かないんだろう…?」

前の恋人には浮気されたうえに結婚までされて、宇奈月さんは思いを打ち明けたのに曖昧な返事をされた。

私は一体何をすればよかったのだろうか?

あの時、私は宇奈月さんに何を言えば正しかったのだろうか?