「そんなこともあったね」



「ですね。」



「あれから、もう十年か…」



「シスコン野郎がいないとやっぱり寂しいな…」



「ですね…最後にウェディングドレス見せれて、よ、かった…」



「だな。」



「あの時すごかったね、遼。」



「あぁ、すごかったな「俺の妹だ!やっぱり嫁にはやらん!」て言ってたしな。」



「あすかちゃん。長い間spadeを支えてくれて、ありがとう。」



「いえ。こちらこそ、いろいろとありがとうございました。」



「そろそろ、行くか」



「はい。」



「じゃぁな!遼!またみんなで遊びにくるわ!」



ばいばいお兄ちゃん。