急に会場が暗くなって、ステージには4人が立っていた。



「今日は少しいつもとは違うライブです。」



お兄ちゃん?



「今日は俺達で俺の妹のためにサプライズを用意しました。」



サプライズ?



「あすかなんか言ってた?」



「ううん。何も聞いてない…」



すると、急にメンバー、一人一人が手紙を出して読み始めた。



「妹へ。
俺はすごく最低な兄だと思う。
仕事で家には居れないし、あまり構ってやれない。
なのに、いつも家に帰ると笑顔でおかえりと言ってくれてありがとう。
その笑顔で俺はいつも仕事を頑張れる。
それに、自分も学校で疲れているはずなのに朝帰りの俺に軽食を作ってくれたり、夜ご飯を作ってくれてありがとう。
妹のご飯は誰が作るよりも、世界で一番美味しです。こんな兄だけどこれからもよろしくな!
いつもありがとう!」



は…?



「妹ちゃんへ。
俺は、妹ちゃんのご飯が自分のおふくろのご飯より好きです。
遼の家に泊まりに行くといつも笑顔で迎えてくれて、美味しいご飯を作ってくれてありがとう。
何故か妹ちゃんやほかのメンバーといるのがすごく大好きで落ち着いている自分がいるのに少し驚きです。
俺は自分の妹のように思ってます。
これこらも、遼を俺達をよろしくね!」



奏斗さん…



「妹さんへ。
俺は初めて妹さんに会った時、無愛想な人と言われたのを今でも覚えいます。
でも、そんな俺にも笑顔で接してくれて、ありがとう。俺も、奏斗と同じで母の料理も美味しいと思うけど、妹さんの料理が1番好きです。
こんないい妹をもってこいつは幸せもんだなと羨ましいです。
こんな無愛想な俺ですけどこれからもよろしく」



隼人さん…



今じゃよく笑う愛想ある人じゃん



「あすか、良かったね」



「うん。」



なんのことか分かっていない亜子ちゃんはステージに釘付け



「妹ちゃん。
俺はこいつがすごく羨ましいなと思う。
こんな子が妹なんて、って。
俺らが泊まりに行ってもほんとなら迷惑がると思うけど、あの子は嫌な顔せず、また来てくださいって言ってくれる。
こんな騒がしいやつらが泊まりに来たら普通は嫌がるだろうな。ってでも妹ちゃんはいつも一緒に遊んでくれるし、楽しそうに笑ってくれる。
遼が言ったみたいに、俺らは妹ちゃんに会ったあと、俺らはいつも以上に仕事が頑張れる。
ほんと、感謝しかない。
俺らの栄養を考えて作ってくれるご飯もめっちゃ美味しいし。
いいお嫁さんになるよ。
俺らがお嫁さんには出さないかもしれないけどね。
こんなうるさい俺らだけどこれからもよろしく!」



雅さん…