ケータイ小説 野いちご

私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜

お弁当




誰もいない昼休みの第2校舎。



遠くの方で微かに聞こえる笑い声。




ひんやりとする階段に座っているのは、私と倉橋。




「早く出せよ。」


「何よ偉そうに!先に言っておきますけど、クレームは一切受け付けませんからっ!!」








何故こんな事になっているかと言うと、


それは昨日、家まで送ってくれた倉橋が、




「明日、俺の為に弁当作って来い!」



偉そうにそう言ったから。



初めは“何でよ!”って思ったけど、高校生になってから、倉橋が教室でお弁当を食べているのを見た事がなかった。



一人暮らしだから、しょうがないよね。




夜も適当にスーパーのお惣菜とか、コンビニのお弁当とか、たまに1人で食べに行くなんて話を聞いた後だったから、なんか可哀想になっちゃって・・・



しょうがないから、朝5時半に起きて作って来てやった。



普段、料理なんて全然しない私の先生はお母さん。



隣でギャーギャー言われながらも何とか作り上げた、初めて人の為に作ったお弁当。



ハッキリ言って、全く自信がない。





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